という枠を飛び越えてごった煮感が強くなっている『東洋経リモワ RIMOWA サルサ マルチホイール TSAロック付 4輪 スーツケース 834.63/83463 ブラック MULTIWHEEL 61L済オンライン』の中でも、長瀧菜摘記者の『教えて編集長! 「買いたい」女子の射止め方』は女性向け雑誌編集部の意識が垣間見える良連載。2013年12月24日には、主婦と生活社の『ar』笹沼彩子編集長のインタビューで「雌ガール」「一人モテ」といったキーワードについて語られていた。
笹沼編集長によると、「雌ガール」とは「見た目はカジュアルだけど、中身は意外とたぎっている」という20代後半女子をペルソナにしている模様で、一見草食系に見えるけれど恋愛にも積極的な「ロールキャベツ男子」と対になる言葉であると言及されている。「とにかくモテたい!」という肉食女子と異なり、「ひとりの人に末永くモテたい」という意識に対応しているのだという。
ここでは、『anan』(マガジンハウス)のカルチャー路線へのシフトや『ROLa』(新潮社)の登場など、ファッション誌に関する異変について触れられている。実際、各誌のアンケートなどにも脱「モテ」が反映されており、例えば『non-no』(集英社)2014年1月号には恋愛について男女とも相手がいないという人が半数以上という数字が出ている。
とはいえ、このようなメディアのシフトは「モテ」が響かなくなったという消極的な「転進」という意地悪な見方も出来るだろう。恋愛以外のファクターで消費を喚起させるものとしてはコンテンツが手っ取り早く、例えば『ROLa』でもアイドル特集やグラビアから1990年代の少女コミック中心へと早くも軸足が移ってきている。『美少女戦士セーラームーン』の20周年と『魔法の天使クリーミィマミ』の30周年が重なっており、関連アイテムが数多く発表されているという事情もあるのだけど…もう少し現在進行系の作品やムーブメントに目を向けようぜ、と思わなくもない。
2009~10年前後に流行の兆しがあった「森ガール」は、「モテ」という視点を極力排除して「自分らしさ」を演出するというライフスタイルを追求する女子たちだった。個人的には『ハチミツとクローバー』『ただ、君を愛してる』が好きという項目があったという時点でオタク要素が強く、二次元ではともかく三次元の恋愛に関心のないという人が多かったように思える。当時「森ガール」と呼ばれた大学生や20代前半の女子が年齢を重ねて20代後半になっている事と、今回の脱モテ・カルチャー志向へのシフトのタイミングが合っていることは興味深い。
もっとも、紙媒体に限らずメディアは精緻なターゲッティングをすればするほど、それに共感しない層との溝が目立つようになり、カウンターとなる動きが出てくるようになるだろう。今回の脱「モテ」も結局は「モテ」というキリモワ RIMOWA SALSA サルサ スーツケース キャリーバッグ シルバ- 844.40/84440 ーワードから逃れられていないわけだし、現状では経済回す雰囲気もない。「自分らしさ」を強調するムーブメントが一過性のものに留まるのはそのあたりに理由があるように感じるのだけど…。
ただ、20代以下の世代は、「モテ」ということに頓着しておらず、なおかつファッションメディアの影響が比較的少ないので、恋愛を特別視しない層が増えていることは確か。この感覚を代弁できるようなメディアや書き手は少ないから、2014年はそのあたりを狙ってみるのもいいかもしれませんね(小並感)。
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