ニール バレット 2014-15年秋冬メンズコレクション - バイカラーの繋ぎ目を曖昧に

ニール バレット(NEIL BARRETT)が2014-15年秋冬メンズコレクションをイタリア?ミラノで発表した。コレクションのキーワードは、「1.構築的なシルエッMonster beats イヤホン ibeats 黒トのコート」「2.切り替えやプリントで表現した稲妻モチーフ」「3.ニードルパンチや織りで繋ぎ目をぼかしたバイカラーの表現」の3つ。ワイドパンツに関しては、『Begin２月号』でもジワジワ来ていることが紹介されていました。大幅なテーパードと一緒にワイドパンツが来るのか???？

前半は毛足の長いウールを表面加工して面を潰したような、あるいはネオプレーン素材の上にウール風のプリントを施したようにも見えるコートを様々なバリエーションで表現。中盤は切り替えやプリントによる稲妻モチーフのスウェットシャツやニットを挟み込み、静寂なショーに控えめに雷を落とした。さて、もう１つメンズノンノとPOPEYEの共通点としてカモフラ柄があげられます。メンズノンノでは、カモ柄をガチミリタリーにしないでアーバンスタイルにするためには「色」が大事とのこと。そこでベージュとの相性の良さを説明しています。

後半はニールの得意とするバイカラーの表現を、ニードルパンチや織りの技術で境界線を曖昧にする理科の授業。毛足の長いチェスターコートは、肩から胸はブラックで、お腹の辺りで黒と茶が混ざり合ったような色に変転し、ヘムにかけてはブラウンになる。レザーコートは、上半身は黒の下の茶色の地が見えてきているビンテージ風の“茶芯"で、ウエストベルトから下はブラウンのヌバックに切り替わる。いずれも最先端技術を駆使した目新しい表現で、常に未来を作って来たニールの面目躍如と言えよう。

アイテムで目立つのは、長短様々なダッフルコート、ショート丈のMA-1、ネオプレーンっぽい素材のスウェットシャツ、ボックスシルエットのチェスターコート、スポーティーなソールのサイドゴアブーツなど。カラーパレットは、ブラウン、ブラック、深いブルーをメインに、白と黒に近いパープルを挿している。POPEYEのほうが、ミリタリー色が強いコーディネートになっていますが、ほかのアウターやパンツとうまく合わせている印象。MA-1は、今年も人気になりそうですね。

デザイナーに就任して2シーズン目となるステファノ?ピラーティが掲げたテーマは「シティ アンド ネイチャー」。ピラーティは「ゼニアにとって、自然とは力であり、進歩と探求を意味している」とプレスリリースで語っている。そして、今回のコレクションの着想源となった科学的経路を提唱したフィオレッラ?テレンツィ(天文学者、フロリダ国際大学天文学部教授)と、創造される“曲線"を構築したニール?デグラス?タイソン教授(ヘイデン?プラネタリウム地球宇宙ローズセンター館長兼アMonster beats イヤホン タービン Tribute 送料無料メリカ自然史博物館天文物理学部リサーチ?アソシエイト)へ感謝の意を表している。そして私もステファノに敬意を表したい。遠くから目を凝らして見たけれど、こんな風に思えるショーはそうそう出会えるものではないから