クリスヴァンアッシュ(KRISVANASSCHE)は2014年1月17日(金)、2014年秋冬コレクエルメス ツイリー トゥイリー セカンス オレンジ 【新品】HERMES Twilly Scarf Sequences Orange 【NEW】ションをフランス・パリで発表した。ジャケットは極端に短いものとやや長めのもののふたつ。短いほうはダブルレストの6つボタンには珍しい、スペンサー丈に近い短さで、ダックスフンド的な寸詰まりの可愛らしい雰囲気がある。おそらくセットアップの2タックパンツを綺麗に見せるために計算された長さなのだろう。パンツは2タックとノータックのゆったりしたシルエット、細身の8部丈の3種類。前者の裾処理は切りっぱなしで、2クッションの長めの丈で仕上げている。
クリスにしては珍しいピークドラペルのかっちりしたダブルブレストのチェスターコートやジャケットには、千鳥格子を拡大して流れ星のように見せた大小のワッペンを貼り付けている。たったこれだけのことだが、チェスターコートがスタジャン的な雰囲気になるから面白い。スポーツの要素をモードに落とし込むのが上手いクリスならではの表現と言える。ほかに、トミーヒルフィガーのセカンドラインであるトミーは、ベドウィン、シュプリーム、ニューエラと立て続けにコラボ。価格的にもお手頃なブランドなだけに、若者からの反響が大きいかもしれません。
また、着こなしのアクセントになっているのが、タンクトップをそのままベストにしたような胸元が大きく開いたシンプルなジレ。ジャケットのインナーとしてはもちろん、時にはジャケットの上に合わせている。色はネイビー、ブラック、ワインレッド、ライトブルー、ベージュが中心。ニットを転写プリントしたようなヘリンボーン柄と万華鏡のようなマルチカラーの柄を、無地の中に効果的にサンドイッチしている。独特のシルエットバランスとちょっとした遊び心が光るクリスらしいコレクションだ。ジュリアンデイヴィッドも、モードとストリートの間で東京在住のフランス人。日本製にこだわっているあたり、 面白い立ち位置なんですよね。90年代香るフランス人のストリートデザインは斬新です。
ところ変わってモードの世界。JWアンダーソンが、フェミニンを打ち出してネットでも話題となりました。女子化」するロンドンメンズWWD JAPAN.COMでも書かれていますが、JWアンダーソンがセミシアーをメンズで発表して、話題となりました。ジェンダークロスみたいなことは、前シーズンでもありましたが、他のブランドでもフェミニンな方向性のものがちらほら。バーバリープローサムとか、甘めのトーンで可愛らしい。方向性は二分されていくのでしょうか。その1つがフェミニンです。昔のPOPEYEでありましたフェミ男復活なるか?
アメトラ、ブリトラの次はフレンチトラッドか?という記事を以前紹介しましたが、雑誌『Begin』でもフレンチプレッピーを何気なく紹介していましたね。そしてパリミラノロンドンコレクションでも、その流れは見え隠れしています。 セミピークドラペルがありましたが、中にはフィッシュマウス(ル・クラン・パリジャンと呼ばれるラペル形状)がありました。ステファノ・ピラーティのエルメネジルド・ゼニアなんかそうですね。下衿(ラペル)と上衿(カラー)の合わせ部分が90度の角度を描いています。エルメス ツイリー トゥイリー 無限の陶酔 マルチカラー 【新品】 HERMES Twilly Scarf L'Ivresse de l'Infini Multi 【NEW】この形が魚の口のように見えるからフィッシュマウスと言われています。個人的にはゼニアはツボでしたが、今回はランク外。
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