写真家の川内倫子は1972年4月6日生まれ。滋賀県出身。93年に成安女子短期大学を卒業し、97年よりフリーランスとして活動を開始。01年に写真集三部作「うたたね」「花火」「花子」を同時に発表。翌年、「うたたね」「花火」の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞した。05年にパリのカルティエ財団美術館にて個展を開催【2013年新作】【STEIFF】シュタイフ テディベア ボビー 40cm EAN013515、09年にニューヨーク国際写真センターインフィニティアワード新人賞を受賞、11年には写真集「Illuminance」がアメリカほか世界5ヶ国で同時出版されるなど、海外でも活躍。13年の個展「照度 あめつち 影を見る」で芸術選奨新人賞を受賞した。
4月27日から6月8日まで、IMAコンセプトストアにて「Gift」と題した写真展を開催。また、26日から29日には関連イベントとして、アメリカの写真家テリ?ワイフェンバックとともにワークショップやトークショーも行う予定。坂本の過去の事業歴を辿ると、異分野のマッチングが得意なことが分かる。例えば、古本と「中古ピアノのクリーニング」とマクドナルドいう意味不明なマッチングである1990年のある日のことである。横浜市の港南台の環状線沿いを車で走っていた時、坂本はショッピングセンターで黒山の人だかりを見つけた。それは40坪ぐらいの、コミックを中心とした古本屋だった。「流行っている、これだ」と坂本は直感した。これがリユース業界日本一に成長するブックオフの構想が閃いた瞬間であった。
そうは言っても、坂本は新刊書の流通や古本のことを何も知らないことに気づいた。そこで、知り合いを通じて神田の古本屋に行き、教えを請うた。古本屋で浴びせられたのは、「そもそも古本販売チェーンなど成り立たないよ」という冷淡なコメントであった。「まずは古本組合に加盟しなければ仕入もできないよ」とも言われた。古本屋は皆、明治文学や芥川賞受賞作など、自分の「売り」を集めたいと思っている。ところが、数を集めるのは大変なので、古本組合に入って、店同士でお互い欲しい本を融通し合うシステムなのだ。「いかにも時間がかかりそうだ。これは自分が求めているものと違うな」と坂本は感じた。そこで、他の店と価値基準を変えることに決めた。
古本屋の価値基準は「この本には希少価値がある」「帯があると高値になる」「著者サイン入りは価値がある」など素人の手に負えないものだが、これらは趣味の世界と言える。そこで、従来の古本屋と真逆で、内容の目利きなどせずに、本が「きれいかどうか」だけを価値基準にすることにした。希少本、絶対本などは評価せず、本がきれいかどうかだけで判断するのだ。これならアルバイトでも対応できる。価格設定、在庫管理以外に、ブックオフにとって必要なことは、古本をきれいに仕上げる手順の確立であった。最初は紙やすりで手垢を削るなど手作業が続いたが、途中であるメーカーと交渉して、専用の本の研磨器を開発した。「古本屋の工業化」など従来の常識では発想すらなかったことである。
実は、古本をきれいにして売るアイディアは、坂本自身が以前手掛けていた中古ピアノの販売がヒントとなっている。中古ピアノを一般から仕入れてみると、ピアノは貴重品なのであまり弾いていない人が多く、調律が殆ど不要なことに坂本は気付いたのだ。ピアノの表面さえきれいに磨けばぐんと商品価値が高まったのである。また、業界の常【STEIFF】シュタイフ ベビーセレクションシリーズ ウサギ ブルー(オルゴール内蔵) 18cm EAN239458識を破る「職人でなく素人でもできる業務フロー作り」は日本マクドナルドが参考にされた。研磨、在庫処分はパート?アルバイトでもできる。そのためには、オペレーションは素人でもできるよう、シンプルにしないと店が回らない。そこで、マニュアルの内容では定評がある日本マクドナルドのオペレーションを高い講習料を払って参考にして、徹底した自社マニュアル作りが行われた。
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